パートナーとすぐ喧嘩になりお悩みの方へ
こんな喧嘩してませんか?
些細なことで喧嘩になってしまう方。
・いつも使ったコップを出しっぱなしにしていて腹が立つ。
・遅くまで残業して帰ってみると、自分だけ食事をしていて何も用意してくれておらず、理解出来ない。
・冷蔵庫から出したものを戻す時、必ず違う位置に置かれていてイラ立つ。
・仕事を辞めて、再就職をしてくれない。。
このような日々のイライラから、パートナーといつもすぐ喧嘩になるという方へ。
怒りをぶつけ合うというのは、とてもエネルギーを消耗しませんか?
その家の空気がよどんでいく気がしませんか?
息苦しさはありませんか?
喧嘩してこそ、初めて本当の仲。と言う方がいますが、本当にそうでしょうか?
上手な伝え方
お互いが信じていることを伝え合うこと。
それは、喧嘩をしなくても伝えられるのではないでしょうか?
昔、牧師さんが
「夫婦喧嘩をしないコツは、知恵を絞って伝えること。」
と話されていたことがあります。
知恵を絞って伝えるとは、どういう方法でしょうか?
上手な伝え方を3ステップで紹介します。
ステップ1.自分の考えを整理する
まずは自分の考えを整理してみましょう。
①自分は○○してほしい。
②なぜなら自分の信念は◇◇だから。そこから考えを進めると○○という考えにたどり着くから。
ステップ2.相手の考え方を想像する
次に、相手の考えを想像してみましょう。
①相手は●●と言っている。
②そう思う理由は何だろう?
③理由を聞いてみる。
④信念を聞いてみる。
⑤相手が●●と言うことの背景まで含めて、相手の考え方を理解してみる。
ステップ3.相手の考えを理解したうえで自分の考えをまとめる
ステップ1と2ができたら、もう一度、自分の考えをまとめてみましょう。
①自分の考えは○○だけど、相手の◇◇の考え方も理解できる。
②となると、両方の考え方をすり合わせるとどうなるか?
③片方だけの考えに執着せずに、両面から見た結果、自分はどう考えるのかを整理する。
ステップ4.整理したことを相手に伝える
ステップ1から3が出来たら、整理して相手に伝えましょう。
上手な伝え方の事例
では、実際に例をあげて考えてみましょう。
仕事を辞めて、再就職してくれないを例にして考えてみます。
ステップ1.自分の考えを整理する
①自分は○○してほしい。
再就職してほしい。
②なぜなら自分の信念は◇◇だから。そこから考えを進めると○○という考えにたどり着くから。
なぜなら、お金が心配だから。また、パートナーがこのまま引きこもりになってしまわないか心配である。
社会で色んな人と関わりを持って生きる方が幸せだと思うし、安定した生活を送ることが幸せな人生につながると思うので、そのためにも再就職してほしい。
ステップ2.相手の考え方を想像する
①相手は●●と言っている。
相手は、再就職の話をすると「ほっといて欲しい」と言ってくる。
②そう思う理由は何だろう?
前職での出来事がトラウマになっているのだろうか?と想像する。
③理由を聞いてみる。
理由を聞いてみると、「会社で働くという経験はもう十分できたので、次は違う方法で稼いでみたいと思っている。」と話してくれた。
④信念を聞いてみる。
信念を聞いてみると、「本当に自分がしたい事を選択して生きる。ということをしてみたい。そうすることが幸せにつながると信じている。」と話してくれた。
⑤相手が●●と言うことの背景まで含めて、相手の考え方を理解してみる。
パートナーは、自分の好きなことで稼いでみたいと考えているからこそ、既存の会社にすぐ再就職しないのだと知る。
何となく就職した会社で、興味が薄れた仕事を定年まで続けることは幸せと言えるのだろうか?新たな挑戦を応援してみたいという考えが湧く。
しかし、現実問題として生活費の問題は不安である。
それについてはどう考えているのか、何か出来る方法はないか、話し合ってみようという気持ちになってくる。。
ステップ3.相手の考えを理解したうえで自分の考えをまとめる
①自分の考えは○○だけど、相手の◇◇の考え方も理解できる。
自分の考えは「安定した生活のために再就職して欲しい」だけど、相手の「会社で働かずに稼いでみたい」という考え方も理解できる。
②となると、両方の考え方をすり合わせるとどうなるか?
自分が考える幸せな暮らしとは、安定した収入による暮らしだと考えている。
相手が考える幸せな暮らしとは、やりたいことに挑戦してトキメキを感じながら過ごす事だと考えている。
幸せな暮らしの定義は異なるが、お互い最終的な目的は、「幸せな暮らしをする」ことである。
③片方だけの考えに執着せずに、両面から見た結果、自分はどう考えるのかを整理する。
今の生活を続けるのなら、実際に毎月いくら必要で、今の貯金額からすると何カ月なら続けられそうかを考えてみる。
そこで算出した、安全に過ごせる期間で、「会社で働かずに稼ぐ」というチャレンジをしてみては?
その期間が終了する少し前に、今後、本当にそれを続けるのか、会社に最終就職するのかを判断してみては?
ステップ4.整理したことを相手に伝える
新たな挑戦をすることには賛成します。
ところで現実的に生活費についてはどのような計画を考えていますか?
新たな挑戦のためのスケジュールを教えてもらえれば、こちらでサポートできる部分もあるかもしれません。
たとえば・・・
こんなふうに進めてみてはいかがでしょうか?
まとめ
パートナーの考えをよく聞いてみると、こちらが想像もしていなかったことを話してくれるかもしれません。
理解したい。という気持ちからスタートすれば、なぜかすぐ喧嘩になってしまうという状態からは抜け出せるかもしれません。
はじめは少し手間に感じるかもしれませんが、慣れていくとそれが習慣になり、そのうち意識しなくても、相手を理解しながら(理解しようと努めながら)伝えることが出来るようになります。
このブログを読んだ方が、少しでも軽いお気持ちになりますように。。☆
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